渡航中、ネパールで直面した3つ目の壁

今回は、ネパールで渡航中に感じた3つ目の壁(衛生面の壁)について、書いていきたいと思います。

衛生面といっても、現地で病気にかかったり、雑菌の数を測ったりしたわけではないので生活習慣や生活環境として、日本と比べて差があったところに対する感想となります。

ほとんど差を感じなかったところ

渡航前に色々調べてトイレットペーパーや歯磨き粉などを持って行ったりもしたのですが、これらのものは普通にありました。

  • 歯磨き粉、歯ブラシ
  • トイレットペーパー
  • ティッシュ
  • 絆創膏
  • 体温計
  • 虫除け

宿泊先の学校にもありましたし、近くの個人売店にも大体置いてありました。しかも日本よりも安かったです。歯磨き粉は大体日本円換算で50円くらいでした。

虫除けに関しては雨季は日本よりも蚊が多いこともあり、かなり種類が豊富でした。私は初日から蚊に刺されまくりました。それをホストファミリーに相談したところ、瓶の中に殺虫剤の液体が入っていてコンセントに刺すと部屋に拡散してくれる装置のようなものを貸してもらいました。

蚊取り線香はあるにはありますが、現地の大学生曰く全然効果がないそうです。

まとめると、上記のものを含め日用品に関しては、私がネパールで手に入らなくて困ったものは、後述の床を拭くシート以外にはありませんでした。

少し差を感じたところ

ネパールの建物はその多くの床がコンクリートでできており、箒で履いて掃除するのが一般的です。水拭きをするという概念はなさそうでした。私の部屋は床は木のフローリングでしたが、持ち込んだウェットシートで拭いてみると黒い煤のようなもので結構汚れていました。

ちなみに、私の滞在したカトマンズバレーは世界で最も大気汚染の深刻な地域として知られており、私の部屋は窓が完全に閉まりきらなかったため、おそらく外から排気や煤が常に入ってきてしまっていたのだと思われます。

数日に一回ウェットシートで床を拭いていたのですが、ホストファミリーの子どもたちは私の持ってきたウェットシートが珍しかったらしく、取り出して遊んでいました。

あと、細かいのですが、デンタルフロス(歯間ブラシ)に関しても、ホストファミリーは少なくとも持っていなさそうでした。食べた後に必ずうがいをする、といった文化があるのでフロスをする文化はあまりないのかもしれないと思いました。

せっかくなら私のものを置いて帰ろう、ということで、割とまだ中身の残っていたデンタルフロスと床を拭くシート、日本のシャンプー、石鹸、持っていた大量のポケットティッシュは全て帰国前にホストファミリーにプレゼントしました。

かなり差を感じたところ(便利さの差)

一番差を感じたのはまず間違いなくバスルームです。基本トイレとシャワールームは一緒(というか別々になっている日本が珍しい?)になっていて、お湯は出るようになっていました。

ただ、私がメインで使っていたシャワールームはシャワーがなく、蛇口から出てくるお湯を汲んで使うタイプだったので風呂に入るのが大変でした。日本のシャワーの水が温まるまでの速さ、シャワーを自在に動かせることの便利さを思い出し、それに甘えていたことに気付かされました。

また、どういう仕組みになっているのかはわかりませんでしたが、定期的に水が出るのが止まり、数分後に復活するということが多々ありました。

トイレは水洗でしたが、トイレットペーパーを使うようにはなっておらず、日本から持っていった水に流せるティッシュを使っていました。トイレの横には金属製のホースがついており、そこから水を出して洗い流すそうです。「できるだけ現地の人の生活を模倣して暮らそう」と意気込んで渡航したのですが、最後までそれを使うことはできませんでした。

洗濯に関しても、洗濯機はなかったので、バスルームで大きめのペンキ缶くらいのサイズの金属製のバケツに水を溜めて石鹸を溶かして洗っていました。夏なので薄手の服ばかりだったのが幸いしたのか、思っていたよりも乾くのは早かったです。

衛生面、というよりはバスルームの便利さに関して日本とのさをかなり感じました。ただ、色々自分でやらなければならないことは多かったのですが、日本にいる時よりも全体的に時間にゆとりのある生活を送っていたので、手洗いをしたりゆっくりシャワーを浴びているときには、そのような時間があることに対して豊かさを感じることもありました。

そのほか

これは文化の壁の時に書くべきだったのかもしれませんが、現地の方は地面に結構唾を吐きます。道の端ならまだ良いのですが、学校の校庭に吐くことも結構あります。老若男女問わずいろんな人が吐きます。私も滞在中は痰が絡むような感覚になることが何度かあったので、おそらくこれも大気汚染の影響だと思います。

他にも、学校の中を裸足で歩いていたり、あんまりお風呂に入らなかったりなど色々、これらは衛生面の価値観に関する違いでしたが、気付いたものはありました。

最後に

今回は、私が渡航中に感じた衛生面の壁について紹介しました。

衛生面の価値観に関する違いなどは、滞在を始めた最初の方は気になっていたのですが、「この場所でこんなこと気にしてるのは私だけだ」と考えるようになってからは、あまり気にならないようになりました。

道端で唾を吐いたりなど、ネパールでは「目に入っていないものは気にしない」というような価値観があるように感じました。

日本人の私はそれを「清潔でない」というふうに感じましたが、自然の中でそういうことをするのが清潔でないかどうか自分がきちんとわかっているわけではありませんでした。

実際にそれで病気になるわけでもないのに、もしかすると私が気にしすぎているだけではないのかと思いました。

逆に、洗濯や最近では掃除なども、全て機械に任せて自動化させている私たちにとっては、「きれいにする」過程を見ないことで勝手にきれいになっていると思っているだけなのかも?と思いました。アレルギーの原因がきれいすぎる場所ですごしているから、と言われることもありますが、きれいすぎる場所で過ごし続けることにも何かデメリットがあるのではないのかなどと、とにかくいろんなことを考えさせられました。

直近の記事3つで、私が渡航中に感じた3つの壁に関して紹介してきました。

海外に行くと人との関わりでもいろんな価値観を得ることができますが、長く暮らしてみると日常生活の中でも様々な文化の差、価値観の差に気付かされました。

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